親の、親の、親の話を聞け~~


by tigersdad
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ある方のブログへのコメント つづき

【私見】ジュニアゴルファーである子供を守るために


序章:
そのブログで、「うそをつくのがいけない、それだけだ」のようなこと書かれていました。
確かにそうなんです。
しかし、周りの人間が全員誤魔化そうとしている状況で、自分の子供だけは決して誤魔化さないと言えるだけの確信がありますか?
例えば、あなたは、接待ゴルフで、大事なクライアントがスコアを誤魔化したとき、指摘しますか?
また、そのクライアントが、「君、その崖から私はノーペナで出すから、君もそうしなさい」と言われたとき、断れますか?
大人でも厳しい、そこまでの聖人君子ぶりを、子供に求めますか?
「無理」という前提で、話を進めます。


親としてすぐに出来ること:
子供のプレーを数字で評価する指標に、絶対評価であるスコアと、相対評価である順位があります。
スポーツですから、上達を示す指標となるスコアは、きちんと記入すべきですし、意識させるべきだと思います。
ただし、過去の子供自身に対する評価に留めなければなりません。
また、他の子供との相対評価になる順位は、意識させるべきではありません。
親同士で話す内容や、ブログに記載する内容にも、善と悪とがあることが、自ずと明らかになります。
子供のスコアを記載するのは良いでしょう。
スコアに対する評価をするのも良いと思います。
順位も、試合に出たことの意義となりますので、記載することは構いません。
しかし、出た順位に対し、叱ることはもちろん、褒めることもあまりしてはいけないのではないかと思うのです。
異論があるかとは思いますが、「予選に通ったの、おめでとう、よかったね」などという話は、ジュニアゴルフだけを取れば、タブーとしなければならないと思います。
まあ、直接本人に話をするのは構いませんが、ブログなどに書くのは疑問です。
理由は以下に書きますが、要は、競技としてではなく、ゴルフというスポーツ自体を楽しいと思えるような環境にすることが大事なのです。


大会運営上の問題:
私は子供のころ、少年サッカーチームに所属していました。
5年生のころ、そのチームに、当時の読売クラブから特別コーチが来ることになりました。
そのコーチは、選手のプレーを見て、非常に甘さを感じ、こう言いました。
「勝つための貪欲さが足りない、ファールもレフェリーが気づかなければやり得なんだ。」
この言葉には功罪相有すると思いますが、子供ながらに、そのことを境に、勝利という目標に向かって、チームが一丸となれた気がしました。
現在行なわれているゴルフ競技と、他のスポーツ、また、順位をつけるあらゆるもの(例えば、学校のテストや、受験)との違いは、厳正なる審判や、行き届いた監視の目があるか否かです。
前段サッカーコーチの話は、試合に絶対の存在である審判がいることで、成立するものです。
子供たちの道徳観は発展途上です。
叱られ、他人の目、社会の目を気にすることによって、後天的に養われてゆくものです。
ゴルフは紳士のスポーツであるが故に、審判は必要ないのだ、ということであれば、紳士育成中であるジュニアは、プレーできません。
でも、逆に、プレーを通じて、紳士としての振る舞いを教えてゆくことが、決して誤りだとは思えないし、むしろゴルフという競技はそれを教えるために格好の場である気がいたします。
うわべの品位、風格などに気を取られ、教育をないがしろにする一部のゴルフ関係者の方が、よほど紳士的でないのではありませんか。
話が横に逸れましたが、つまりは、「紳士」「審判のいないスポーツ」といった象徴的な言葉にとらわれるのではなく、他の競技と同じく、選手が不正を働かせないよう、十分な数の競技委員を入れることや、それが適わなければ、ギャラリーが入ることを認め、また、勝手にボールを捜しに走ったりしないよう注意し、それが守られなければ失格とする、など、不正を働けば社会的な制裁があることを、子供たちに予見させることが必要であると思うのです。
親が子供のスコアラーをすることにも反対です。
それが出来ない大会は、開催されるべきではありません。
一番重要なのは、きちんとした道徳観ができるまでは、強制的にでも不正を起こさせない環境を用意しなければならない、ということです。
スコアについては褒めてやっても良いが、順位についてはあまり触れてははいけない、というのも、意識的に不正から遠ざける方法です。
罪の意識が薄い幼少期に犯したことは、常習化してしまう危険がとても高いのです。


メディアに踊らされるな!:
だいたい、競技での子供の順位に、それほど重要な意味があるのでしょうか。
ジュニアのティーは、体力の差を考慮し、飛距離がない子でも良いショットをすればグリーンオンできる、かなり短めの距離設定となっています。
したがって、より完成度の高いジュニアにとっては、フルスイングではグリーンをオーバーするので、ほとんどのセカンドショットは距離をコントロールしなければなりません。
成長期なので、飛距離はあっという間に伸びてきます。
コントロールするのは至難の業です。
実際、たいがーも、セカンドのミスは、ミスコンタクトではなく、グリーンオーバー(お釜)のミスが圧倒的に多いのです。
したがって、目の前の大会にだけを照準とするのであれば、急激な飛距離の増大は、余計な副産物となってしまいます。
今までのポテンシャルの方が、ずっと距離を合わせやすいのです。
子供の健やかな成長を願うのであれば、この事実に目を向けることなく子供を試合に出させるのはとてもリスクが大きいのではないでしょうか。
このことも含め、子供に絶対順位を意識させてはなりません。
今現在の順位など、将来を見据えても何の意味もないのです。
極論、成長の止まった子供の方が、スコアを出しやすいのですから。
前置きが長くなりましたが、メディアに話を戻せば、そのような距離のからくりがあるのにも関わらず、そのことに対し客観的に説明したり、論ずることもなく、ただただ刺激的にアンダーパーを大見出しにすることからは、販売戦略以外、何も見えてきません。
メディア、特にゴルフ専門のメディアは、場当たり戦略的にジュニアゴルファー人口を増やすのではなく、子供の健全な育成を支え、その暁に、強く、人間としても魅力があるゴルファーを多く輩出し、そのゴルファーに次世代の子供が興味を持つことによって、恒常的にゴルフを活性化させることを視野に入れた、中・長期的な展望を持って経営に当たるべきだと考えます。
業界での上位企業は、業界内で社会の公器としての役割を果たさなければなりません。


みんなで声を上げよう:
上記のことが実現するには、沢山の方々の共感、同意が必要です。
これを読んで多少なりとも思うことがあった方は、何らかの形で行動してください。
子供たちを守るために。


最後に、分別のつく年頃のジュニアゴルファーへ:
不正をしているのであれば、今すぐにやめろ。
「日本」という冠のついた大会や、ましてプロまで、不正は持ち込めない。
今ならやり直せる。
名が売れてしまってからでは、手遅れだ。
まだ未成年なのに、こんなことで一生を棒に振るな。
不正をするくらいなら、言いたいことを親にぶつけろ!喧嘩しろ!


以上、異論・ご批判もあろうかと思います。
間違いだと理解できれば、即刻修正いたします。
忌憚のない意見をお願い申し上げます。
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by tigersdad | 2006-09-21 20:46 | ゴルフ